本の断捨離 自分の好みを再認識する。
お題「#おうち時間」を今日ほど有効に使った日はないかもしれない。
おうち時間で家の気になる部分を整理したり、モノの配置を変えたりはしていたのだが、倉庫にあった7年間開いていない10個の段ボールに手をつける勇気がなかった。30年以上前から10年ぐらい前の本で、その時は捨てられなかったものである。
きのう、離れて住んでいる子供から、検事の定年延長の件でツイッターで大騒ぎになっていると聞き、その流れで子供と民主主義について少し話をした。その時、オルデガの「大衆の反逆」のことを少し思い出した。「そういえば、あの段ボールにあるよね・・・」
今朝は快晴、湿度も低い。思い切って、本の整理をすることにした。整理といって捨てる本を決めるということ。
基本的には、読みたくなって手に入らない本はないからどれも捨てて大丈夫。この数年で読み返す可能性のあるものを取っておくことにした。
作業を始めると全然迷わない。
自分の好みの明確性に驚いた。
残したもので、特筆したいもの
永井荷風・・・実は時代のトレンドかもしれない。荷風への愛を再認識。
スタニスワフレム・・・「惑星ソラリス」が有名だが、持っていた他の本も読み返したくなった。
同じ流れで、ブラッドベリ
アガサクリスティー ちなみに最近のミステリーは全部捨てた。クリスティーはストーリーではなく、なぜか1文1文が心地いいことを思い出した。
カフカ・・・カフカはこういういい方は変かもしれないけど、今癒されそうです。
コロナで売れているらしいペストも出てきた
まだパラフィン紙のついている岩波の哲学古典系
そのほか
政治学や歴史、哲学系のハードカバーの本も著者で捨てるものと取っておくものがきっぱりと分かれた。「捨てる」に入ったいわゆる名著は私にとっては必要ないものだとわかった。
1冊だけど挙げたいのが、まんが「黒のもんもん組」・・・これは歴史的名著だと思っています。
美本の古い全集ものは読まないんだけど捨てられず、段ボール2つ分残った。これの処分は少し検討することにした。
10年前程度の美本の文庫本は古本屋に出すことにした。
そして、今週の紙資源ごみに出すもの。これらはシミがあって、ニーズもなさそうで古本屋には出せないと判断した。
所要時間約4時間。7年間の宿題から解放された。