映画【野生の呼び声】を見た。やっぱり本物の犬がいい。
先日WOWOWで映画「野生の呼び声」を放映したので見た。
あらすじは以下のとおり
カリフォルニア州でペットとして幸せに暮らしていたバックは、ある日、男にさらわれゴールドラッシュに沸くカナダのユーコン準州でそり犬として働く。その後、転売され、過酷な環境で人間に酷使されていた時、ひとり傷心の旅をする男ソーントンに助け出される。やがて、バックとソーントンは、未開の地を目指し、冒険の旅に出るのだが、そこで彼らを待ち受けるのは――。アメリカの作家ジャック・ロンドンの人気小説が原作のスペクタクル・アドベンチャー。
公式HPより
話は分かるし、大自然もたっぷり描いている。
しかし・・・犬に違和感を感じるのだ。
あまりに、人間らしい。
行動がまず人間っぽい。
主人公の犬のバックは、新人の犬ぞりメンバーで、ほかの仲間やリーダー犬がいる。リーダー犬はたぶん強くて賢いからリーダーなのだろうが、自己中心的で思いやりがない。自分だけ食べ物を食べたり、水を飲んだりする。
バックはほかの仲間に食べ物を分け与えたり、氷で覆われた池に水飲み場を作ってほかの犬が飲めるようにしたりして、仲間の犬の信頼を勝ち取っていく・・・
動物同士でもこういうことはあるのかもしれないけど、あまりに人間ドラマになってません?
主人公の人がアルコールに逃げるときに監視して、お酒を捨てるよう促す・・・
主人公の人がけがをしたら、亡くなった息子の写真を持ってくる・・・
賢く描きたいのだろうが、賢すぎる!!原作もそうなのかもしれませんが・・・
なにより、動きや顔の表情があまりにも人間っぽい!!
CGだからだろうと思っていたら、次の記事を見つけた。
ハリソン・フォード『野性の呼び声』、名犬を演じたのは人間! 元シルクドソレイユの体操選手 /2020年2月25日 1ページ目 - 映画 - ニュース - クランクイン!
犬を人間が演じていたというのである。しくみがよくわからない。
とにかく、この映画では犬は人間と、同じ思考を持ち、同じようなしぐさをして、同じような行動を取るのだ。
バックは犬じゃない。犬の毛皮を着た人間だ。
だから、犬好きにはのめりこめなかったのかもしれない。
犬は、人間じゃなく犬だからこそ愛せるのだ。
映画には、ここまで演技できないが、演技のうまい犬はこれまでもたくさんいた。
犬の演技はあれで十分。
本物の犬がいい。
この犬は本物だと思っうんだけど・・・
ただ一つこの映画で本物を使わなかった理由をほぼ確信している。
バックは人間に虐待されるのだ。動物愛護の今日、虐待の演技はできないわな・・・
今回で6度目の映画化だという。これまでの映画は犬がどんな演技をしたのか興味がわく。
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