映画【惑星ソラリス】と【イーダ】の共通点は何か?
「惑星ソラリス」とは
映画「惑星ソラリス」は1972年ソビエトのアンドレイ・タルコフスキーの作品です。
惑星ソラリスを探索中の宇宙飛行士に起きるいろいろな不思議な現象は、惑星ソラリスの海が人間のし好に反応し物質を生じているのではないか?ソラリスの海と人間はコミュニケートできるか?
最近見ていないので細かいところは忘れていますが、悲しみの記憶の上に人間が生きている、生きることはある種悲しいことだと表現していると思っています。
ところが、きのううちの夫にそう話したら、悲しい映画ではなかったと思う。」と言われたので、わたしの受け止め方であり、一般的な解釈としては自信がありません。
かなり好きな映画です。
この悲しみの雰囲気をより深くするのもがこの映画にはあります。
それは、音楽です。
惑星ソラリスの音楽
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ コラール・プレリュード 『イエスよ、わたしは汝の名を呼ぶ』(BWV 639)
美しい・・・
映画の音楽はメロディの記憶のみで、どんな演奏だったかはよく覚えていません。調べてみると電子音楽のようです。
もともとオルガンの曲ですが、ピアノのアレンジのほうが儚くてより美しく感じます。
これは、ピアノ演奏。
チェロ用編曲もあり、わたしも一応弾きます。(ただし、悲しさは十分表現できない!!)
「イーダ」とは
先日の夜繕いものをしながら、WOWOWをつけていたら、白黒の若い尼さんが出てくる映画をやっていました。(「繕いもの」ということば、ちょーレトロじゃないですか?)
後で調べたところでは、映画「イーダ」は2013年のポーランド・デンマーク映画で、 監督はパヴェウ・パヴリコフスキ。 内容は1960年代初頭のポーランドを舞台に、修道院で孤児として育てられた18歳の少女が、実の叔母との旅を通じて自らの過去の秘密を知るとともに、戦中・戦後のポーランドがたどった過去の暗部が明らかになってくるさまを描いているものであるとのこと。
イーダの音楽
わたしが見ていたのは、映画の終わりのほうだったようで、突然『イエスよ、わたしは汝の名を呼ぶ』(BWV 639)が流れてきたのです。映画の途中でも流れたのかもしれませんが、そこは見ていないので不明です。
ピアノ版です。アルペジオになっていて、きれいです。
いつか、チェロの無伴奏で弾いてみたい。
最近はチェロ版(主旋律のみ)しか聞いていなかった(というか自分で演奏することしかしていなかった)ので、ピアノ版が新鮮で美しく聞こえました。
実はピアノはうまく弾けないのですが、ヴィルヘルム・ケンプのピアノ版の楽譜も持っています。
このピアノ版の楽譜をもとに、チェロの無伴奏のアレンジができるのではないか?!
無伴奏とは、有名なバッハの無伴奏チェロ組曲もそうですが、本来あるべき和音を主旋律に混ぜ込んで、1つの楽器で主旋律と和音を一度に聞かせる作りになっています。
きのうは、この楽譜をチェロの音程に下げて、音を拾って弾いてみました。
・・・・完成するがどうか自信はありませんが、時間のあるときに少しずつトライしてみようと思います。
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