おばあちゃんの【しいたけ出汁】そうめんの記憶
今週のお題「そうめん」
子どもの頃、広島県呉市に住んでいて、夏休みに宮崎県日向市の祖父母の家に遊びに行っていた。
ある記憶がぼんやりと残っている・・・・・
幼稚園か小学校低学年のことだと思っている。
おばあちゃんがお昼ご飯にそうめんを用意してくれた。
そうめんつゆの味がおかあさんのものと違う。
しいたけの味だ。
ただ、これだけのことだ。
大人になってから、みょうに鮮明にその味だけが思い出される。
記憶の味が大人なりに整理された。
サッパリしている。干ししいたけの戻し汁で作った、まろやかだけど強いしいたけの香りと味。かつおだったのか、こんぶだったのか、煮干し系だったのか、魚介出汁の記憶はない。醤油は薄目だった。
あのそうめんつゆと同じ味には、あれから出会っていない。
何度か再現しようとした。
が、干ししいたけでだしをとっても、記憶の出汁と同じ味にはならず、記憶の味のほうがずっとおいしい。
子どもの記憶ってすごいですよね。
もしくは、味とにおいの記憶。
「失われた時を求めて」のマドレーヌの記憶は、「さもありなん」と思う。
結局、あのしいたけ出汁には再会できていない。
10年ぐらい前に、市販のこのそうめんつゆに出会った。
高千穂峡つゆ しいたけ
宮崎県都城市のヤマエ食品工業が作っている。地元の醤油・味噌メーカーである。今見たら、Amazonでも売ってる。
とてもおいしい。家でそうめんを食べるときはこれを使う。
おばあちゃんのつゆの記憶と比べると、醤油味が強い。
でも、おばあちゃんの味の再現はあきらめたので、手軽にこれを使ってそうめんを食べる。これが今のところ一番おいしい。
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