誰もが不満を持つオリンピックを開催することは虚しい。
今週のお題「寿司」
東京を中心に無観客での開催が決まったオリンピック。
有観客よりは感染リスクは下がるわな・・・
いろんな人がいろんなことを言っている。
一部のオリンピックに出場するアスリートが「無観客は残念。」と言っている報道を見た。
いやいや、開催するだけでもありがたく思え!と思ってしまった。
去年の延期の時から、アスリートには気の毒だと思っていた。2020年に合わせてパフォーマンスを調整していた・・・のに延期。再調整が必要だ。
今年も再延期論が一部にあった。また調整するのはアスリートはたいへんだろう。中止案に対しても、体力等の問題で、次のオリンピックを目指せない人がいるわな・・・
と、アスリートに同情していたのだ。
が、上記ののような「無観客は残念」系の発言が一部のアスリートからでるということは、アスリートも不満なわけである。
じゃあ、誰のことを配慮して、どうすればよかったの?
今のオリンピックって誰のために、何のためにするの?という根本的な疑問が沸き上がってくる。
そもそもは、アスリートが高い技術や能力を表現する場だっただろう。
そこには観客がいて、応援したり、すばらしいパフォーマンスを讃えたりしただろう。
そういう競技の「場」がオリンピックなのであれば、観客はマストな存在である。
今回あまりそこは議論されていない。
とにかく開催。有観客では無理なので無観客・・・となった。
昨年から無観客のスポーツ競技はたくさん行われている。
なので、オリンピックもマストではなくていいということになったと思われる。
オリンピックは誰のためのものなのか?マストなものは何なのか?
アスリートは日頃鍛えたパフォーマンスを披露する。
見る人は応援と鑑賞で楽しむ。
報道機関は巨額の放映権を払ってでも儲かるらしい。
各企業はスポンサーとなり、たくさんの人が見るオリンピックで売名する。
オリンピックを開催することが一種の国力の示威となるため、オリンピックを誘致し開催する国関係者は名誉と威信を得る。
開催国を中心とする観光業者・飲食業者がオリンピックを見に来て過ごす人から利益を得る。
今やいろんなものがごちゃごちゃに利害を持ってオリンピックを利用している。
IOCは、オリンピック憲章の精神を発現する団体というより、「興行屋」となっている。
そして、IOCは興行屋として、それぞれの利害関係者を調整するというより、自らの利益のためにオリンピックを行っているとしか思えない。
それで、関係者の利害の優先順位があいまいなまま、誰もが不満を持つオリンピックでもとにかく開催するのだ。
IOCだけが何も失わずにいるような気がするんですけど・・・
(若干横道にそれますが、オリンピック関係の著作権ってものすごく厳しい。利益を抱え込んでいるとしか思えない。)
今、世界中の人が、ここ数十年のようにオリンピックを無邪気に見れなくなった。
今やだれもが今のやり方のオリンピックの開催に疑問を持っていると思う。
東京オリンピックの結果はこれからだ。
オリンピックそのものも。
コロナの拡大も。
多くの人が思っている(といいな)。
この機会を捉えて、一旦今のオリンピックをチャラにしませんか?
もっとシンプルなイベントに転換することを世界中で考えませんか?
今週のお題を見て、コロナがなかったら、東京でたくさんの寿司が食べられたに違いないと思ったのでした。
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