カフェ・ダンラ・シャンブレットの思い出
今週のお題「好きなおやつ」
わたしにとっておやつとはコーヒーブレイクです。
あくまでコーヒーとかお茶がメインでお菓子にはこだわりがありません。
コーヒーはものすごい量を飲むので普段はスーパーで挽いてある豆を買います。この系では最近はヒルズのアイスコーヒー用の豆がおいしかったです。
特別なコーヒーブレイクにはおいしいコーヒーが飲みたいけれど、おいしいコーヒー豆に巡り合いません。いろいろありすぎで、むやみに買ってはずれでおいしくないと悲しいし。
実は、はずれないコーヒー豆があります。コクテール堂の「オールド5ブレンド」です。
今楽天で見たら、500g2,307円ですが、送料が1,265円もかかるので、通販では買う気になれません。深く熟成した味わいがあります。
さまざまなネット情報から、この豆は私が学生時代によく行っていた「カフェ・ダンラ・シャンブレット」のコーヒー豆だと確信しています。
カフェ・ダンラ・シャンブレットは、大昔住んでした東京の国立にありました。今はもうありません。ビルの2階のたぶん15席ぐらいの小さい喫茶店で白い壁と木の机と椅子。流れている音楽はほぼバッハ。使っているカップやお皿、シュガーポットなどすべてロイヤルコペンハーゲンでした。
コーヒーはカゼブレンドとニレブランドの2種類で、カゼブレンドはさっぱりした軽い感じで、ニレブレンドは重く熟成した香りと味でした。
わたしはニレブレンドが好みで、重厚なコーヒーをロイヤルコペンハーゲンの薄い華奢なカップから口にするのが至福でした。
ただ目の前にある時間がゆっくりと流れていたあの感覚は、仕事や子育てで効率よく時間をこなす生活にはあるはずもなく、仕事を辞めた今、幸いなことにようやくまたあの感覚に近くなっています。