コヤニスカッツィに泣いた日
今週のお題「最近見た映画」
今週のお題が映画のうちに是非紹介したい映画があります。
「コヤニスカッツィ」です。1982年製作のドキュメンタリー映画。監督はゴッドフリー・レッジョ。もう40年近く前の映画です。
私は30年以上前高田馬場か池袋の映画館で見ました。
映画館で大泣きした2つのうちの1つであります。ちなみにもう一つは小林正樹監督の「東京裁判」です。
「コヤニスカッツィ」とはホピ(ネイティブアメリカン)のことばで「常軌を逸し、混乱した生活。平衡を失った世界」の意味らしい。
コヤニスカッツィはセリフが何ひとつ出てきません。雲が流れる空、自然、ネイティブアメリカンの文明、現在の人、その生活、人の構築したもの、産業、発電所、原爆実験などが単に映像として流れていきます。
私は見ながらこの映画の意味を言葉としては解釈はできなかった。でも、ただ感じて涙が流れた。現代を肯定も否定もしていません。私たちが地球で置かれている立場の事実を伝えています。
40年前は、エコロジーという言葉は一般的でなく、エコロジストと自称する友人たちがマイ箸を使ったり、カモを泳がせて農薬を使わない田んぼの手伝いに行ったりすることは、ちょっと白々しい感じをもっていたものです。
しかし、この映画は、地球の始まりから、世界の各地から、今の私の位置を俯瞰させてくれて、今でもさまざまなことの判断の根底の一部になっている、一度しか見ていないけど、とても重要な映画です。
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