もっともらしくない!!

早期退職したアラ還。毎日が発見!周りのものを大切に愛をもって暮らしていく中で気づいたことや考えたことを書いています。

今度の演奏会はカラードレス クラシックコンサートの衣装について考える。

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所属するアマチュアオーケストラの2回目の演奏が迫っています。

今回は女性はカラードレスという指定です。

新参者なので素直に準備。きょうはドレスのアイロンかけをしました。

 

このドレス、10年前にコンサート出演の際に購入したもの。

宮崎では10年前にチェロ愛好者で「みやざきチェロ協会」を設立しました。

その設立記念にチェロ奏者100人が一堂に舞台にあがり合奏する「100チェロ」のコンサートを行ったのです。

その時のドレスコードが女性も足が隠れるものということで、多くの人がロングドレスを着るというので、私も何も考えずに調達して着ました。

確かにチェロは足を開いて演奏するため、パンツか裾のたっぷりしたスカートが着るほうも見るほうも楽です。(ミニスカートでチェロは危険すぎる!!)

みんなで記念撮影をして、お祭り気分でした。

 

ここでちょっと脱線。

その時、私はネットでリーズナブルで気に入るものをけっこう探しまくりました。

すると、ネットでのカラードレスのターゲットは、結婚式のお色直し、コンサートの出演者、接待を伴う飲食店(キャバクラとか)で働く人であることがわかりました。それ以外ではめったに着ることはないですよね。

物自体はピンキリですが、わたしが買ったものは4000円未満だったような記憶があります。上等ではないが、ケバくはない。

遠目ではそこそこにきれいに見えますが、近くで見ると、上等のドレスと比べると素材もシルエットも見劣りします。10年前のコンサート当日、人と比べてドレスにこだわると高価なものを買ってしまうのだわと思いました。

 

それから着る機会もなく・・・

 

で、久しぶりのロングドレス登場です。

 

今回のコンサートは、クラシックになじみのない人(特に子どもたち)に興味を持ってもらえることが大きな目的で、毎年同様のコンサートを開催しています。ほかに定期演奏会もしている。定期演奏会は男女とも黒でドレスでなくてもいいことになっています。

正直言って、今回のコンサートがカラードレスであることに若干の違和感があります。

子どもがカラードレスを見て、どう思うんだろう?

A きれい!お姫様みたい!・・・わたしも着てみた~い。コンサートらしい雰囲気だわ!

あるいは、

B だせっ!ケバッ!こどものお遊戯会みたい。・・・こういうのはちょっとごめん被る。

どちらなのだろう?

わたしは、Bかな・・・

 

宮崎では毎年宮崎国際音楽祭が開催されていて、オーケストラの演奏もある。

その時、女性はカラードレスが圧倒的に多い。どのようなドレスコードの指定なのかわからないが、一部パンツの方もおられる。

お姫様のようなドレスが多い。

コンサート全体ははカラフルで華やかなのだが、なんだがおしゃれじゃない。

一人一人のドレスは素晴らしいかもしれないが、全体で見るとお遊戯会っぽい。

常連の出演者にビオラの須田祥子さんがおられる。彼女はすごいおしゃれ。オーケストラに出演される時も、なんともおしゃれな服装である。

コンサートにおしゃれさを求めてはいけないのかもしれないが、目が満足しない。

8重奏ぐらいの規模だと皆さんのドレスは気にならないのですが。

 

今、松本フェスティバルの画像を見たら、オーケストラではカラードレスではなかった。

宮崎国際音楽祭が特別なのか?

 

ヨーロッパのコンサートを見ると、伝統に基づいたドレスコードなのだと思う。基本的に、男性は夜のコンサートは燕尾服、昼はスーツ。女性はどちらも黒っぽいものを着ている。格の違う服には見えないけど、違いがあるのかな?

 

でも、ヨーロッパでも日本でも、新しい人々に受け入れられようと思ったら、格式を破った取り組みが必要。

たぶん、私がテレビなどで見るコンサート以外でカジュアルな服装のコンサートあるのではないかしら?

特に日本ではクラシック音楽は古来からの伝統はなく、ただでさえ敷居が高いのだから、いっそう格式にこだわる必要はないと思う。

日本のクラシック界でも、格式破りのスタイルの人いますよね。

また、最近ではショパンコンクールのファイナル、反田恭平さんはノーネクタイだった。

 

クラシックファンを増やすためには、親しみやすく、魅力的に見えるかっこいい服装も重要だと思のです。

カラードレスは、「あなたとは違います」感がたいへん強い。

その意味で、今回の私の参加するコンサート、カラードレスではなく、カジュアルな服装がよいのではないか。

もしかしたら、「自由」とかにすると収拾がつかないから、カラードレスなのかなあ?

 

今回は、新参者として、違和感を持ちながら、意見は言わずにカラードレスを着ます。

しかしながら、モヤモヤとした気持ちです。

一方で、ドレスがきれいに見えるように、アイロンをかけたり、ドレスに下にパニエ(スカートに張りを出す下着のようなもの)を組み合わせようとしたり、首と腕のお手入れをしたりとかもしています。・・・いやだなあ・・・へっへっへっ!!

 

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