世の中おかしくないですか?努力を続けても明るい未来は見えない人が多い。
多くの日本人の生まれてからから死ぬまで・・・
子どもの頃は勉強していい学校に入らないといけない。
大人になると、できるだけいいところに就職して、ぼろぼろになるまで働く。
住宅ローンを何十年もかけて払う計画で家を買う。
子どもの教育費用をためて、使う。
老後の生活資金を心配する。
高齢者施設の心配をする。
なんか、努力・努力・努力です。
努力しないと、きちんと死ねません。
努力してうまく立ち回ることのできた人が物理的には安らかに死ねます。
人間はこんなに努力しないといけないのでしょうか?
野生の動物も食糧確保には努力しないといけないでしょうから、人間の生きるのに何がしかの努力は必要でしょうが、せめて「努力」と「まったり」が半々ぐらいの生活であるべきではないか・・・とずっと思ってきたのです。
少なくとも、日本の社会システムには問題があると思う。
最近ことに貧富の差が拡大している。富裕層は「他の人も自らの儲ける才能を磨いて儲ければいいじゃん!それをしないで文句を言うな!」というスタンスに見える。
だけど、そんなに儲ける才覚のないほとんどの日本人がぼろぼろになって、かつ将来も不安なまま生活していかなければならない。
それはおかしい!!
年金だって一生懸命納入しても、基礎年金だけだと40年間払い続けて月6万5千円。生きていけない金額。
それも、今の納入しなければならない保険料は月額で1万6千円以上。
納入金額と受給できる金額のバランスはどんどん悪くなっている。少子化により納入者と受給する高齢者のバランスがとれていないためだ。
そんなの30年ぐらい前から想定できていた。
しかし、長期的な制度改革は、その時々の有権者の票に関わらないので、改革を先送りしていた。
で、今、皆疲れて、貧富の差が大きく、将来に希望の持てない人が多い国になっている。
他の高度産業化が進んだ国の詳細は知らないが、真似した方がいいという国は思い当たらない。
一方、アフリカや中南米、アジアの多くの国が、貧困で食べるのも困っている人が多い。政情も不安定。先進国が言う基本的人権も保障されない。先進国の資本家は低賃金でこれらの国の人を労働させて、利益を独り占めしている。
今、SDGsとか言って、少しはいい方向に向かっているかもしれないけど、たとえば、サステイナブルの服とかいって、プラスチックの再利用の服とかを高級ブランドも出しているが、違うでしょう。
ユニクロも不用ダウンの回収をやっているけど、つぎつぎに新しい商品を作って、買ってもらうって企業が成り立っている。
再利用にもエネルギーがかかる。服持っていない人はいないのだから、多売しない、買わないのが一番のSDGsじゃないの?
結局、どんな社会理念の中でも、稼ごうというスタンスは崩せないわけですよ・・・
こんなことに戦いと挑もうと思っても、参加したいと思える活動はないし、自分が新しい理論を打ち出せるとも思わない。
なんだかなあ・・・
いつも、こういうことばかり考えているわけじゃない。突然消費に身をゆだねたり、バカなこともしてしまう。
でも、問題は深く、広く、わたしの根本にある。
薄学のわたしの中で、これはと思う概念は、柄谷行人の「アソシエーション」。
先日、斎藤幸平の「人新世の資本論」を読んで、彼の「脱成長コミュニズム」というワードを知った。
現状を打開するものとして提示しているものは柄谷行人とほとんど一緒だと思う。
でも細部は違うんだよなあ・・・とか細かなテキスト読みに入り込んでしまう。
必要なのはテキストの分析ではなく、行動できる社会活動なのに!!
一方で、柄谷と斎藤の提示概念はどちらも実現性に乏しいと、直感的に思っている。
わたし、何も行動を起こさず、こうやってねちねち考えているだけ。
なんだかなあ・・・
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