メトロノームが離せない!
ひとりでチェロの練習をしていると、テンポがぐちゃぐちゃになっているのに気づかない。
人間の脳は、テンポキープしているつもりでも、自分の演奏の都合で早くなったり遅くなったりする。
お仲間でチェロのアンサンブルの練習をしているのだが、新しい曲の練習を始めた時は特に、皆のテンポが合わなくて、誰かのテンポに引きずられて、終わると始まった時より、ものすごく遅くなっていることことがある。
で、そういう時にメトロノームで合わせると、メトロノームのテンポと自分が刻んでいるテンポが部分部分で違っていて、1つの曲の中で早いところと遅いところがある。
そして、そういう時はメトロノームのほうが間違っていると思ってしまう。
いやいや、わたしが違うんです。
オーケストラの練習で、「遅くなる」「早くなる」と言われることがあって、自分ではあまり気付いてないけど、一応気を付けるということがあった。
今度のオーケストラの曲の一つがメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」。
スケルツォの部分で、16分音符が続くところがある。
まだ、時間があるので、ゆっくりのテンポで丁寧に弾くことから始めた。
予定されるテンポより3割落として、メトロノームに合わせて弾いた。
全くメトロノームどおりにいかない。
16分音符の部分は、早く弾こうとして、気が焦って、テンポより飛ばしてしまう。
・・・というか、コントロールできない。
練習を繰り返して、どうにかテンポどおり弾けるようになった。
少しずつ、テンポを速くする。
あるテンポで、早く弾くことの限界が来る。
自分ではテンポどおりにしているつもりが、弦をまたぐときに遅れてしまって、正確に刻めていないことがわかる。
メトロノームで正確に刻めるように練習を続けている。
発表会はヴィヴァルディのチェロソナタの一部を弾くのだが、これもメトロノームに合わせてみた。
やはり、16分音符が続くメロディが3パターンあるのだが、メトロノームに合せると、飛ばしすぎのところがあることが判明。
脳が、自分の嫌いな指遣いのときに、早くテンポを刻むようだ。
自分が嫌な音、つまり音程が微妙に正確でない音を出してしまったら、その音が嫌で早くその音を終わらせたくて、すぐ次の音を始めてしまう。
自分の脳がテンポを勝手に作るときの状態まとめ
1 難しいから早く弾かなきゃと思い、コントロールを失い急いでしまう。
2 音程をはずしてしまって、マズいと、あわてて次の音に移る。
3 技術的に難しい部分でテンポに間に合っていないのに、気付かない。
このようなことがないように、最近ずっとメトロノームと格闘している。
速度は0から240まである。
拍子も8分の5や8分の7まである。クラシックではあまり使わないのでは?
また、1拍を三連符や16分音符に分けることも可能。
そのほかもいろいろ機能はあるようだが、刻めるだけでわたしには十分。
このアプリ、チューナーにもなります。
こんなアプリあったら、チューナーやメトロノーム、わざわざ買う人いなくなるよね?
いつか脳が正確なテンポを刻めるようになることも期待している。
どうなるかなあ・・・
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