劇場の練習室でひとりチェロを弾く。
日曜日の午前中はチェロ仲間とアンサンブルの練習をしている。
が、今コロナで参加する人がおらず、この数週間予約していた練習室をキャンセルした。
家に高齢者がいるとか、会社で外出自粛令がでているとか・・・それぞれシビアな事情があります。
きょうの練習もわたし以外は欠席の連絡があり、キャンセルするつもりだったのだが、一人で練習することにした。
集合住宅に住んでいるので、楽器を鳴らすのは気が引ける。
ときどき、「楽器の音で苦情がありました。楽器の練習は朝9時から夜の9時までとしてください。」と管理組合からの注意の張り紙が出される。
わたしは、もちろん時間内にしている。それも、ミュート(音を小さくするもの)を付けて練習する。
音程やリズムやフレーズの練習には基本問題ないのだが、音色や音の響きがどうなっているかは、ミュートをしていてはよくわからない。
ときどき、10分ぐらいミュートをはずして、鳴っている音を確認するが、ホントはずっとミュートなしで練習したい。
そこで、きょうは、練習室で思いっきり音を出すことにしたのだ。
わたしたちが利用しているのは、メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)の小練習室。
午前中3時間の利用で830円。仮に5人で練習したら、一人当たり200円もかからない。
一人で利用しても負担になる金額ではない。
公立の施設ってすごいですね。
きょうはあいにく朝から本格的な雨だったので、カッパを着て、駐車場からはチェロを担いで行った。
3時間。ミュートを付けずにずっと音色に気を遣って、弓を持ち、弓を引くと、やはりいい音がしてくる。
ミュートを付けていると、つい弦を押さえようと下方向に弓に力がはいるのだが、それでは音が縮こまる。力を抜いてよい角度で適切なスピードで弓を弦に当てると、結果として、よく響く力強い音が出る。その感覚がなじんでくる。
いつも、このような練習ができると美音になるのだがなあ・・・
家の練習とは違うことに気を遣う。
くたくたになって練習を終えた。
良い練習になった。
たまには、一人練習室はいい。
ランキングサイトに参加しています。この下のバーをポチッと押して私の元気に協力してください。
お願いします💛
↓