もっともらしくない!!

早期退職したアラ還。毎日が発見!周りのものを大切に愛をもって暮らしていく中で気づいたことや考えたことを書いています。

映画「ベルファスト」を見た。愛おしいものを、大切に閉じ込めた映画

前見た映画の時の予告編で「ベルファスト」はいい映画の予感がした。

白黒で子どもの顔がクローズアップされていて、フェリーニの映画を思い出して、その雰囲気を期待して見に行った。

belfast-movie.com

 

奇をてらわない変哲もないベルファストの風景のロングショットから始まる。

実際のストーリー部分は白黒。

構図やカメラワークは古い映画っぽい。

だからこそ、「愛おしいものをそっと残しておきたいのだ。」という主張を感じる。

 

もっと武力衝突が描かれているのかと思っていたが、記憶の根本にあるベルファストでの出来事として描かれているだけ。

どの街にも歴史があって、その一つの大きな状況という感じ。

人々もどこにでもいる普通の人々。

 

アカデミー賞脚本賞を取ったが、脚本が面白いとは思わなかった。

こども目線で描かれているストーリーで、時系列の大きな流れはあり、未来に向かって関係はしているのだけど、さまざまなエピソードがぽつぽつと描かれている。

全くストーリーの展開にのめり込むような作りにはなっていない。

 

主人公の両親・祖父母・いとこ・叔父叔母が絡んだエピソードがほどんどで、出色は、おかあさんとおばあちゃん。

普通の人なんだけど、かっこいい。

 

おかあさん役のカトリーナ・バルフは、外見的にかっこいい。ミニスカートが似合っている。そして、家庭や子どもを案じるいいお母さんだった。

この人、どっかで見たことあると思ったら、「フォードVSフェラーリ」でもかっこいいお母さん役をしていた。

これから注目の役者さんです。

ウチの子も東京でベルファストを見て、いい映画だったと言っていたが、「おかあさんがいい。」という感想は共通。

ちなみに、「おかあさんは、おかあさん(ワタシ)だった。」と言っていた。

ワタシってかっこいい?ミニスカートがはきたくなった。?

ていうか、母の子どもを思う真摯な感情はどの親子関係にもあって、それが十分表現されていたのではないかなあ・・・

 

おばあちゃんは、007のM役のジュディ・ディンチ。優しくて、肉体的にも経済的にも無力なのだが精神的に強いキャラクターをしっかりと演じていた。すごい!!

夫が亡くなり、自分の足腰も弱くなっているが、ベルファストを離れる子ども一家を、そっと見送るシーンの独白のセリフも泣かせる。

 

おじいちゃんもいい人。

おじいちゃんがなくなった後に、子どもがおとうさんに「どんな人だったか」尋ねた時に、「自分を守ってくれた」か「寄り添ってくれた」いいおじいちゃんだったと答える。セリフを正確に覚えていない。

それを聞いて、わたし、いい親子関係だったな、と思った。

 

こんなささやかなセリフの積み重ねで、脚本賞取ったのかもしれない。

 

監督・脚本のケネス・ブラナーはもともとシェークスピア俳優とのことだが、わたしは最近の映画5本程度と「刑事ヴァランダー」というテレビドラマしか知らない。

こんな細やかな愛が描ける人とは思いませんでした。

映画を見た人が、自分の子ども時代に愛情を持って思いを馳せるような普遍性のある映画でした。

 

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