映画【ストレイ 犬が見た世界】 犬が生きている。
先日、宮崎キネマ館で映画【ストレイ 犬が見た世界】を見ました。
80分ぐらいのドキュメンタリーです。
トルコでは野良犬の捕獲や殺処分はなく、飼い主のいない犬がふつうに街に住んでいます。
主に3頭の犬とシリアからの難民の少年がメインに撮影されていますが、ストーリー的にはほとんど何も起こらない。
延々と犬の生活の様子が映し出されます。
犬は車の多い道路の端を器用に歩き、植えられたパンジーの上をおかまいなしに歩き、しゃがみ込む。
おなかが空いているので、ゴミ袋など食べ物にはたくさんの犬が集まって、時には奪い合いの喧嘩が起こる。
他の犬とじゃれて遊んだり、広場に座り込んで人間観察をしたり、人間にかまってもらったり。
出てくる犬はほとんどが大型犬。
それが10頭以上集まって自由に歩いている光景は、とても日本では考えられない。
犬は、人間と多少関わりながらも、独自の倫理や価値観で生きている。
ほぼ、ただ犬が動いたり寝てたりするだけの映画なのだが、見入ってしまった。
犬の体温、匂い、体重の重みと4本脚で立っている安定感をリアルに感じる。
主な登場犬ではないのだが、ウチのワンコそっくりの犬が他の犬と混じって街中を動き回っているのにも興味をそそられた。
犬って何がこんなに心惹かれるのか・・・
わたし、今のワンコが犬と生活するのが初めてで、夫と子どもが犬が飼いたいというから、しぶしぶ一緒に生活することになって8年半。
今はわたしが家にいるので、ワンコとほとんどの時間を過ごしている。
ワンコといて安らかである。
表情、触った毛の感触、温かい体温、ちょっと香ばしいようなにおい・・・愛おしくてたまらない。
子どもの愛おしさとは違うんだけど、どちらも心から愛おしい。
犬は彼らなりの独自の価値観で行動しています。
ウチのワンコと生活していると、時には何考えてるかわからなくって、イライラすることもあります。
食べるとかけんかするとか遊ぶとかは理解できますが、私には理解できないこだわりや優先順位があるようです。
ミョーに忍耐強いところがある一方、何を怒っているかわからないことで殺気だっていることもあります。
人間よりシンプルな価値観であるように感じるし、彼らなりの必然性があることがらだけが行動の理由であるようにも感じる。
その人間との違いがウチのワンコにしても大いなる魅力でもあるのだ。
日々、未知の遭遇・・・
犬って不思議。
その不思議感をただ見せた映画でした。
最後にこのポーズ
チラシにのっているのですが、きょう、たまたまウチのワンコも同じポーズをとっていました。
座ってぼんやりと(と見える)向こうを眺めています。
あっ・・・
もひとつおまけが・・・
この時の部屋(というのかな?)
キャパシティー 16席。大きめのホームシアターといった感じ。
この日は私一人。
写真の中央手前は私の膝です。一番後ろの真ん中に座りました。
床や壁は宮崎の杉を使っているそうです。
いい感じじゃない?
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