もっともらしくない!!

早期退職したアラ還。毎日が発見!周りのものを大切に愛をもって暮らしていく中で気づいたことや考えたことを書いています。

不穏な日 残業 過労死 事故死 生き方を考える。

昨日朝から消防車と救急車のサイレンの音。

朝から火事だと思っていた。

ふと北側のベランダから川を見ると、向こう岸の河川敷の市役所の駐車場に消防車・救急車が並んでいる。

橋の真ん中にパトカーが止まって、人が数人。

誰か飛び込んだ・・・

ときどきある。

しばらくして、消防車が出ていき、救急車に何か人の動きがあって、サイレンを鳴らさずに出て行った。

こういう時は、飛び込んだ人が亡くなっている。

わたしは、自殺しようとするぐらいなら、別の方向で生きる挑戦を試みるべき、死ぬ気になればなんだってできる、と思う。

でも、飛び込む人はそんなことすら考えられない状態なのだろうな。そのような追い詰められた状態になる前に、助けを求めるたり、とにかく逃げだしたりべきなのだ。

 

それからしばらくして、川向こうの市役所のスピーカーから、緊急地震速報のサイレンが鳴り響いた。

犬と一緒に地震に備える体制になった。

あのサイレンを聞くたびに、「地震に備えよう」と思うと同時に、「これで終わりか・・・」というものすごい絶望感がやってくる。

(結局、サイレンの後に、「これは訓練だとアナウンスがあった。」最初に言ってほしい。人騒がせ!!)

 

人はいつ死ぬかわからない・・・

 

26歳のウチの子は4月に社内移動があった。半年は指示されたことばかりやらされて、脳が腐るとグチっていたのだが、セクション内のベテランさんが他所に異動になり、突然やったことのない大量の仕事を任されて、残業続きだ。

過重残業を避けるため、会社は午後8時にはパソコンのシステムが強制的に使えなくなる仕組みなのだが、上司が人事に特別の許可を取ると8時以降も仕事ができるらしい。今はずっとその特別の許可中なのである。

残業手当は100%支給されるらしい。出退管理もきちんとしているらしい。労働基準法も順守しているはずだが、どう整理されているのか不明。

昔は多くの日本人がたくさんの残業をこなしていた。

わたしの感覚でも、忙しい時期は月100時間の残業は軽くあるわな!と思う。

しかし、今は残業によるメンタルダウンや自殺が問題となって、残業について世間的に監視が以前より強いような・・・とは言え、各現場では残業せざるをえない状況はあるはずだ。

毎日午後11時に帰宅、昼ごはんも食べる暇がない状態がしばらくあって、ウチの子はきつがっている。体調も万全ではない。抜け毛が増えたり、リンパ腺が痛いとか言っている。

仕事自体はいやではないが、疲れていて、宮崎に帰ろうかなとかぼやく。

 

ある程度の残業はしかたない。でも「ある程度」を超える見極めが重要かつ難しい。

数年前の電通の高橋まつりさんのことは忘れていない。あの状態になる前に、まだ判断がつくときに、逃げださないといけない。

「飛び降りんようにする」が私とウチの子の今の合言葉である。

「飛び降りんようにする」判断ができるうちに「まずいと思ったら、逃げる」を忘れない・・・と私とウチの子で確認している。

私は、ぼやきをきちんと聞いて、まずいと思ったら、動かないといけないと思っている。

このくらい・・・と油断しているのがマズイ!!

 

きのうのように、人が飛び降りてしまったのを見たり(実際見てはいないが)、地震で死ぬかもしれないと思ったりと、不穏なことが続くと、どうやって生きていくことがいいのだろうと、改めて考えてしまう。私はほぼ終わっているので、ウチの子の心配なわけですが・・・

 

ウチの子の高校の同級生で東京で就職した人は4年目にして、ほとんど宮崎に帰っているらしい。

ウチの子も今の生活を続ける意味を考えているのだと思う。

東京のいろんなものがたくさんある環境、決して少なくはない給与、仕事のやりがい、そんなものと宮崎の生活を比べると、あまりにも差が大きい。

今やっている仕事の質と裁量、給料や福利厚生を考えると、宮崎では同じようなと職場はない。

きのうは、そんなことどうでもいい、と思った。生きていくことが大切。

ただ、きのうはきのうで特別に不穏な日。

冷静になると、つまらなくて楽な生活を選んだら選んだで、これまたつらいこともあるだろう。

 

こういう迷い、皆あって、迷いながら、小さな決断を続けて生きているんだろうなあ・・・

いくら年を取っても、「こうあるべき!!」と一刀両断にできないワタシです。

 

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