もっともらしくない!!

早期退職したアラ還。毎日が発見!周りのものを大切に愛をもって暮らしていく中で気づいたことや考えたことを書いています。

演奏会の練習をして、練習曲がうまくなった。ふつう逆じゃね?

秋は、習っているヤマハのイベントで、チェロだけのアンサンブル2曲、ヴァイオリンとチェロの曲2曲を弾かなければいけなかった。

ヴァイオリンとのアンサンブルでイエスタディをしたのだが、ジャズアレンジで自分の弾いている音の流れが、単に全体の和音の一部を取り出しただけで、何の必然性もないようなもので・・・おまけにリズムもシンコペーションばかりで弓の動かし方もくせがある。

アンサンブルしても、不協和音ばかり(ジャズとしては定石のコードだと思う。)で音程があってるかどうかもわからない・・・

で、結構ムキになって練習した。

12月のオーケストラの練習もやりまくっていた。

セバスチャン・リーの練習曲を始めたはずだが、そんなこんなで練習曲にほとんど取り組めていなかった。

 

lamabird.hatenablog.com

 

先日、天気の悪い日に5時間ぐらいチェロを弾いた日があって、ふと久しぶりにセバスチャン・リーの練習曲の楽譜を開いて弾いてみたのだ。

すると、最後に弾いた時よりずっとうまく弾ける。(あくまで個人的な感想です。)

わたしにとって、今の段階では、セバスチャン・リーの練習曲は、移弦しながらしっかり音量をキープして、メロディを感じながら弾くことが課題なのだが、移弦がうまくなっている。音楽的な流れもいい感じなのです。(あくまで私の過去との比較ですが・・・)

 

演奏会は弾けないといけないので、がむしゃらに練習するわけです。速い短い音とか、スラーでつながったアルペジオとか、長い音をキープするとか、音が飛ぶので左手を早く大きく動かすとか・・・

つまりはジャズ風のイエスタデイやベートーベン先生の交響曲を練習曲にしていたわけです。

大学のオーケストラやジュニアオーケストラで弾いて、特に個人的に先生についていたわけではない人が、まわりにかなりいるのですが、この人たちはこうやってうまくなっているのだと思います。

先生は、そういう人たちはうまく弾けるんだけど、基本のツボをしっかり身につけないと、いい演奏にはならないといいます。

私の先生は私が所属するオーケストラのチェロのトップなのですが、先日、2番手の大学オーケストラ出身の方に、ロングトーンの右腕・体の使い方をアドバイスしていました。私もうまくできるわけではないけど、基本のキです。

また、先生は、練習曲と題されている楽譜は、いろんな技術をむらなく練習できるものとなっているので、練習曲を練習することは大事だといいます。

 

美しいチェロを奏でるのが目的なので、オーケストラの曲でも練習曲でもツールはこだわらないわけですが、実践的な曲と基本にこだわる練習曲をうまく組み合わせて練習することが重要と改めて思いました。

 

家で、ウォーミングアップして、練習曲もやりオーケストラの練習もして、2月に控えた発表会の練習もすることは、時間的に厳しい。

計画的にその日の練習を限定して、うまく回していくことがよいのかなと思います。