喜んで市県民税を払います。
いろんな人がいるので、これは、私の置かれている立場での話として聞いてください。
3月で退職し、4月から無職になったので、これまで源泉徴収されていた市県民税の納入通知書が届いた。予想通り結構高額だった。
でも、さっき、いそいそと払いに行ってきた。
私は、市や県の公園をかなり利用します。公園は整備されていて、トイレもきれいです。市立・県立の図書館も利用します。タダで本を読むことができます。市や県の音楽ホールの練習室もよく使います。これは有料。でも午前中3時間で830円で、4人で使えば約200円なわけです。
市や県のサービスは利用しようと思えば、いろいろ使えます。
一方、宮崎に住んでいると、国の公園も図書館の劇場も博物館や美術館もなかなか使うことはありません。行きたい浄瑠璃や落語などの演目や美術・文化財の企画展があっても、東京や大阪や福岡までの交通費や宿泊費を払っていかなければならず、やすやすとはいけません。
宮崎は高速道路も十分ではありません。
つまるところ、私には国のサービスの恩恵はあまりないのです。
国防とか入管とか私から遠いところで、しかし必要な国のサービスもあるのでしょう。
また、地方公共団体の事業にも国庫交付金や国の補助金が出ていることは知っています。
さらに、所得税(国税)と市県民税の個人からの徴収配分が、どっかの時点で逆になって、今は市県民税が多く徴収されていますが、個人の生活は徴収配分が変わる前とあまり変わらない。
これらのことからも、個人が払っている税金の額と国と地方公共団体のサービスは単純なものでないことはわかります。
しかし、私としては、喜んで市県民税を払いたい。宮崎みたいな貧しいところは、国からいっぱいお金をもらってるんだろうけど、日々のサービスにありがとうという感じで、喜んで市県民税を払います。
まあ、無職になったので、来年からはあまり徴収されないのかもしれませんが。