読書
とうとう大江健三郎がなくなってしまった。 私の構成要素の素が故人になった若干の寂しさ。 といって、最近は全然読んでいなかったのだが・・・ 大江健三郎は時代の人だった。私が読み始めるより先に大家になっていたが、私は私と同時代の作家だと思っている…
先日、ミューザ川崎でコンサートを聞くことになって、その前日に、空いている時間に何をしようと考えた時、私が思いついたのは、川崎といえば、宮部みゆきの三島屋変調百物語の主人公おちかは、川崎宿の旅籠で生まれ育ったなあ・・・川崎大師も話題にあった…
今週のお題「あったかくなったら」 悲しいけど、脳のどっかが退化していることを認めなければならない。 なんで、今これについて書いているかというと、「今年の目標」に気が進まないことはいれないほうがいいよね、というところで年末からモヤモヤ考えてい…
これも図書館でたまたま見つけた本。 「マエストロ、時間です サントリーホールステージマネージャー物語」 たまたまといっても、ステージマネージャーという仕事に興味があったのです。 今はかなりクラシック音楽系でもメジャーな仕事のようで、「ステマネ…
図書館の企画展示コーナーで目に留まった。 「ダム大百科」 ダム大百科 (ブルーガイド・グラフィック) 実業之日本社 Amazon 忘れていたが、ダムには興味がある。 重厚長大なものに萌える!! コンビナートとか橋とかダムとか。 巨大なものが、力学的に計算さ…
今週のお題「最近おもしろかった本」 9月は、ふと手にした(といっても電子書籍ですが)今野敏の「隠蔽捜査」シリーズを読みまくりました。 隠蔽捜査(新潮文庫) 作者:今野 敏 新潮社 Amazon 長編9つ、短編集2つ、短編2つです。 ジャンルでいうと警察捜…
図書館に行って本を借りるマイブームは続いていて、最近借りたものに次の2冊が含まれていた。 この一瞬に価値がある: バルトロメイ家とウィーン・フィルの120年 作者:フランツ バルトロメイ 音楽之友社 Amazon 新疆ウイグル自治区-中国共産党支配の70年 (中…
わびしい読書生活だったのである。 ときどき「これは!」という本は買って読むけど、あとは時間つぶしのようなミステリーを時々買って繰り返し読む生活だったのである。 あるいは、持っている本の再読。 ミステリー以外で読む本は内容的にヘビーなものが多く…
きのう、pokuchanさんの次のブログを読み、考えることがありました。 o-chancello.net 映像記憶についてです。 実は、ワタクシ、自分の理解・認識で、人と違っていて、というか苦手なことがあります。 数字を音声で認識することです。 「書かれている数字」…
1月にスヌーピー検定なるものの存在を知り、3月に受験しました。 lamabird.hatenablog.com 検定問題は全部で60問。4択です。 1 スヌーピーについて 2 スヌーピーの友達や家族について 3 コミック「ピーナッツ」の歴史と作者について 4 日本にある関連…
久しぶりに楽しみにしていた映画が「クレッシェンド」だった。 宮崎で公開されると聞いて、カレンダーに〇をして、万全を期して見に行った。 世界的指揮者のスポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈…
3連休中に国富町の法華岳公園に行きました。 グラススキーができる施設がありますが今はやっていない。 宮崎平野が見下ろせます。 公園に釈迦岳という830メートルの山への登山口があり、けっこう車が停まっていました。かなりの人が釈迦岳に登ってるんで…
ロシアとウクライナ、どうなるんでしょう? 来週の今頃は、世界に核爆弾が降り注いで、わたしはもういないかも・・・とも思っています。 わたし、アメリカ国民だったら、たぶん民主党に投票していた。 と思うんです。 リベラル。人権重視。などなど。 でも、…
こどもが小さかったころ、福音館の月刊誌「こどものとも」を購入していました。 わたしが本を選ぶとわたしの好みのものばかりになるので、選択の余地がない毎月配本される絵本もいいのではないかと思ったのです。 作戦どおり、わたしが本屋さんでは決して手…
ここ数年、収納と整理を考えて、紙の本は買わず電子書籍を購入することにしています。 電子書籍になっていない本はやむを得ず、紙で買うこととなります。 先日、ある方のブログで、宮部みゆきの「三島や変調百物語」の新刊がでていることをしりました。 新刊…
斎藤幸平氏の「人新世の『資本論』」を読んだ。 売れているらしい。 これについての感想を述べるとともに、柄谷行人の「世界共和国構想」についても若干触れることとします。 「人新世の『資本論』」について 1 構想の目的 2 構想の内容 3 構想のもととな…
所属するアマオケは、年2回、定期演奏会とファミリーコンサートをしているが、コロナのため、2連続でファミリーコンサートとなる。 演奏する曲名が発表になって楽譜が渡された。 真夏の夜の夢(メンデルスゾーン) 禿山の一夜(ムソルグスキー) 魔女の宅急…
多くの日本人の生まれてからから死ぬまで・・・ 子どもの頃は勉強していい学校に入らないといけない。 大人になると、できるだけいいところに就職して、ぼろぼろになるまで働く。 住宅ローンを何十年もかけて払う計画で家を買う。 子どもの教育費用をためて…
きのう小銭貯金プロジェクトの後、となりの商業ビルに行きました。 ルーティーンではないことをするため。 ちなみに、服も犬散歩スタイルではなく、コムデギャルソンのスカートを穿いて行ったんだ!! lamabird.hatenablog.com その商業施設には蔦屋書店が入…
ワタクシ、「スヌーピー ラブ」 持ち物はスヌーピーだらけ。 チェロケースもスヌーピー!(シールを張っています。) lamabird.hatenablog.com LINEにSPOOPYを登録している。 年末に第2回の検定があるとのお知らせがあった。 昨年はスルーしたのだが、5問…
先日、岬洋介のキャラクター知りたさに、岬洋介シリーズを読んでいることを書きました。 lamabird.hatenablog.com その後も、著者の中山七里の作品をものすごい勢いで読んでいるのです。 Amazon Unlimitedに含まれている、つまりただで読めるものから読んで…
10月に旅行先でいろいろ読めるように3カ月間のAmazon unlimited に入会した。(入会というのだろうか?) そこには光文社古典新訳文庫がいろいろあって、シェークスピアの作品のいくつかあった。 シェークスピアは恥ずかしながらほとんど読んだことがなかっ…
11月26日にNHKで平野啓一郎さんの原作のドラマがあったらしい。それは京都の放映で見れていない。 が、その原作の短編が公開されていて、一気に読んでしまった。 k-hirano.com ある人が持ったストレスを、そのストレスとは関係ない他人の言動にキレるとかし…
初期の岬洋介シリーズである「さよならドビュッシー」「おやすみラフマニノフ」「いつまでもショパン」は、けっこう昔に読んだ。 クラシックとミステリー、それも現代日本のお話ということで、興味を持った。 ピアノ曲の構成やテクニックの解説が延々と語ら…
はじめに 1 分析 2 対策 (1)バリア・リーフ型モデルの再構築 (2)イヌの活用 3 狩猟者の考え方 はじめに 狩猟文化研究者である田口洋美氏の「クマ問題を考える」を読んだ。 ヤマケイ新書 クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー 作者:田…
花巻といえば宮沢賢治の生まれたところ。 宮沢賢治のチェロ実物を見たかった。 宮沢賢治記念館に行った。 www.city.hanamaki.iwate.jp ホテルを出るとき、ホテルの方がこの施設は距離的には新花巻駅から歩いて行けるが、山の上にあり階段を上るのがきついの…
最近、Yahooのトップ画面で“「育ちがいい人」がどうたらこうたら”という読み物をよく目にする。 中味は、「育ちがいい人」は、人から嫌われず、会社の上司や同僚から好かれ、信頼され、お客さんからも信頼され、営業成績もよく、だから評価され出世して・・…
今週のお題「好きなお茶」 いろいろ疑問がでてきて、知りたいこと、考えを整理したいことがあって、参考に本を読みたい。ここ1ケ月でも、いろいろ気になることがありました。 で、自らの課題図書が数冊目の前にあります。 ところが、少し読むと、意味わかん…
lamabird.hatenablog.com さっそくカントの「永遠平和のために」の再読を始めた。 これが、中身がよく理解できない。 これは、読む力の後退ではなく、文章の展開に「ん?なぜ、そう進む?」と思える自分の知識というか、思考のオプションが増えているのでは…
東京に住んでいる24歳の子どもとの電話での会話。 どうでもいい会話の中で・・うちの子の話。 どうでもいいことで、ある人と意見が違って、通りがかりの人に意見を求めた。 「僕はスイスのように中立ですから、何も言いません。」 「スイスは永世中立国で、…