もっともらしくない!!

早期退職したアラ還。毎日が発見!周りのものを大切に愛をもって暮らしていく中で気づいたことや考えたことを書いています。

今野敏「安積班シリーズ」で「蓬莱」と「イコン」の存在が大きいことについて

今週のお題「おとなになったら」

 

ウチの犬が外で座り込んで瞑想を始めると、私としてはたいへん手持無沙汰で、その時スマホでミステリーを読んでいる。

謎ときには興味がなくて、登場人物の思考や行動に焦点をあてて読んでいる。

この数カ月は、今野敏STシリーズ安積班シリーズを繰り返し読でいた。

きっかけは、昨年今野敏「隠蔽捜査」シリーズがおもしろかったこと。

lamabird.hatenablog.com

今野敏のほかのシリーズも読んでみようと思っていた時、Amazonのunlimitedで読むことのできるタイトルの中から読み始めた。

unlimitedは月々1000円ぐらい払っている。

読み放題には対象があって、時期によって対象となるものが変わる。

昨年、STシリーズはたぶんほとんど読み放題の対象でダウンロードして読んだが、今は1冊数百円で販売されている。

読み放題の対象だったほかの今野敏もその時読んだのである。

その中に「蓬莱」と「イコン」があった。

おもしろいような、そうでもないような・・・

unlimitedの読み放題は自分が保有できる冊数が20冊までなのである。

ほかの読み放題をダウンロードしようとすると、今保有している何かを手放さないといけない。

「蓬莱」と「イコン」はその過程で手放した。

その後、安積班シリーズがなんか気になって、購入し始めて、今存在するすべて購入した。

主人公である警察官・安積剛志が好みなのである。

組織の上の者の理不尽さには正面から異議を唱え、部下を全面的に信じて、事件で実際に起こったことを全力で突き止めようとする。

人からも言われ、本人も自覚している。大人になりきれていない。

それのどこが悪いか!と開き直ってもいる。

ある作品では、安積が、上司である警察署長から、安積の部下の一人について、「大人になりきれていないという評価もあるが、君に似たのか?」と言われ、安積が戸惑っていると、「君に似た(大人になりきれていない。)のはいいことだ。」と言われることもある。

静かだが熱いキャラクター。ちょっと青臭い、けど刑事らしい人物なのである。

 

しかし、最近さすがに読み飽きた。

最近新たにダウンロードするべき読み放題のタイトルがない。

それで、手放した「蓬莱」と「イコン」を各1000円近く払って購入してしまった。(unlimitedの読み放題対象からはずれている。)

この2冊安積班シリーズかどうか位置づけが曖昧なのなだが、安積班の刑事が主役の一部なのである。

思えば、安積班シリーズを購入したきっかけは、さらっと読んだ「蓬莱」と「イコン」に登場する安積剛志のことが気になっていたからだったのだ。

 

改めて読むと、「蓬莱」と「イコン」はもっとも丁寧に安積という人物が描かれているかもしれない。

このシリーズで安積はどの時代の設定でも45歳または46歳の警部補である。普通の安積班シリーズでは、ほかの登場人物は小太りの人とか胃潰瘍を患っているような猫背の神経質な顔の表情の人とかそこそこ描かれているが、安積自身の外見は描かれていない。

「蓬莱」には書かれていたことを発見した。

髪に白いものが混じっている。グレーの背広を着ており、小さなドットの入ったダークレッドのネクタイをしている。顔は・・・土気色に近い・・・目は充血している。・・・しっかりとしたウイングチップをはいている。

人物の具体的なイメージが初めてできたのだ。

さらに、市民に対して言ったことは誠実に果たす描写もあるし、安積の私の好きな人となりがいろいろ具体的に描かれている。

 

この2冊、実は安積班シリーズで今後の展開の元となる重要な2冊であることが改めてわかったのでした。

私は見たことはないし、見るつもりもないのだが、安積班シリーズは、テレビでもやってたらしく、私が知らないだけでファンが多いのではないかとも思うので多くの人とこの情報を共有しようと思いました。

・・・ホントは、アイドルの情報をさがすオバサンのような興味と情熱をもって読んでいるので、熱くこのことを書きたくなったのでした。

 

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