指揮者のちから 小澤征爾さん 沖澤のどかさん
オーケストラの演奏には指揮者とオーケストラ。
演奏することはもちろん聴くのも素人のワタクシ。
生演奏でもCDなどでも、いい演奏だと思うことがあっても、それがどうしていい演奏に聞こえるのがよくわかっていない。
曲そのもののよさと演奏との区別がほとんどつかない。
数々の名指揮者・名門オーケストラ。
ソリストに比べて、私にはその個性はわかりずらい。
そんなに多く聴き比べてもいない。
特に生で聴いたことのあるオーケストラの演奏は多くなはい。
そのなかでは、クルト・マズア・ニューヨークフィルのブルックナーがベストだった。
有名どころでは、シノーポリとオケはドレスデンだったかな?は全然よくなかった記憶がある。
世界の小澤征爾を一度は聴こうとチケットは獲ったが、つわりで行けなかった20数年前。それ以来、小澤征爾さんとは縁がなく、サイトウキネンに行こうと思いながら、気がつくともうチケットが取れない状態だったり、仕事で休めないスケジュールだったりして、結局聴けていない。最近な小澤さんの体調が思わしくなく、ステージに上がっていない。
それでも毎年、セイジ・オザワ松本フェスティバルのプログラム発表はチェックしている。
今年は有観客でオペラは沖澤のどかという人が振る。
そのときはあまり気にも留めていなかった。
夏になって、京都市交響楽団が次期常任指揮者を沖澤のどか氏に決定したというニュースと沖澤氏の写真をみて興味を持った。
若い!お顔立ちは静かで派手な感じでない。(ゴメンナサイ。こんなこと重要でないことなのはわかっているのですが・・・)
小澤征爾も優勝したブザンソンコンクールで優勝して、ベルフィルでペトレンコの助手をしているらしい。35歳ぐらい。
松本フェルティバルの練習が始まると、チェリストの山本裕康氏がTwitterで沖澤氏の演奏上のすばらしさとともに、人間性の魅力を伝えている。
ますます興味がわいた。
松本フェスティバルの「フィガロの結婚」の出来栄えは、ネット上では評判がいい。
ちょうどそのころNHKで沖澤氏のドキュメンタリーと「リンツ」の演奏が放送された。
先日から、N響の7月の沖澤氏が指揮した定期演奏会がYouTubeにアップされている。
見入ってしまった。
普段は指揮者の動きはあまり見ていない。今回は食い入るように見た。
すごく繊細な配慮が行き届いた動きに見えた。丁寧で真面目。
微笑みながら振っている時間が長い。
不用意とか勢いとかいう言葉と無縁な動き。
演奏者を信頼してその力を引き出そうとしているように見えた。
演奏はリハーサルでの練習で大まかな流れはできると思うが、本番でこんなふうに振るんだと見ていた。
ただ、演奏自体はワタクシ評価できるほどの知識はありません。
かつ、ほかの方の指揮をじっくりと見たことがないので、ほかの指揮者と比べることもできません。
私に非常に好感をもって見入らせてしまった、何か「力」があったのは確かです。
これから演奏の経験が増えると、あの丁寧な、演奏者に敬意を持った指揮が変化するのだろうか、このままのスタイルなのだろうか、興味はますます深まった。
結果としての演奏はどうなるのだろう・・・
来年からの京都市交響楽団の演奏を聴きに、見に行きたくなっている。
ただ、今気がついた。
生の演奏会では、指揮者の顔は見えないのだ・・・うーん・・・
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