一ッ葉ビーチで2017年の宮崎国際音楽祭を思い出す。松林を歩いたら、蝉の声が降ってきた。
きょうは、夫とワンコでいつもの一ッ葉海岸北ビーチに行きました。
向こうに見えるのは、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートです。
宮崎国際音楽祭は、いつもは5月のゴールデンウイークを挟んで、10程度のコンサートが行われます。
今年で26回目。本当は去年が25回の節目の年でしたが、コロナのためほぼ中止でした。今年は国民文化祭の関係で夏開催されることになっていますが、コロナでどうなるか心配です。
私は子ども用務で忙しかった時以外、けっこう行っています。
2017年はウィーンフィル関係の方が3名ゲストで参加されました。
改めて今プログラムを確認すると、5月6日に『 マイスキーとウィーンの仲間たち「華麗なる重奏」』というプログラムでした。ミッシャ・マイスキーが出演していたこともありますが、楽しい演奏でした。
翌日の朝、きょうのように夫と犬で一ッ葉ビーチを散歩しました。砂浜を一人の西洋人のおじさんが歩いています。前日の演奏会に出演したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターライナー・キュッヒルさんではありませんか!
すれ違う時に、「昨日のコンサートたいへん良かったです。感銘を受けました。」と声をかけると気さくに「ありがとう」と返事をくださいました。
おそらく、いや間違いなくシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートに泊まっていて朝の散歩をしていたのです。
わたしたち2人と1匹は、その後松林に入って散歩を続けました。すると、向こうからジョギングをしている人がやってきました。やはり前日の演奏会に出演していたウィーンフィルのダニエル・フロシャウアーさんでした。
フロシャウアーさんは、前日のビオラをしていた川崎雅夫さんに師事していたことがあり、まじめな演奏ぶりと川崎先生に対する敬意がそこはかとなく見られて、好感を持ったところでした。彼はいまやウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の楽団長となっています。すごっ!!
あの年はわたしにとっては充実したプラグラムの音楽祭でした。
メイン会場以外の市町村で開催される演奏会の一つが西都市での「ライナー・キュッヒル 魅惑のウィンナ・ワルツ」で、出演者がライナー・キュッヒル、ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)、ハインリヒ・コル(ヴィオラ)、アマンダ・フォーサイス、古川展生(チェロ)で、出演者中3人がウィーンフィルのメンバー。
西都でウインナワルツを本家本元のウィーンフィルの演奏スタイルで聞ける贅沢!
ちなみに西都は超満員でした。
脱線しますが、西都についてもう一つ追加情報を!
平野啓一郎の「或る男」の宮崎の舞台は西都なのです。西都のこの辺のある文房具屋さんなのね!とみょうに具体性を帯びるのです。
きょうも2017年のウィーンフィルのフロシャウアーさんにお会いした松林を通りました。先日の蝉の声を間近で確認したかったからです。
やはり、蝉はうるさく鳴いていました。
蝉は頭のはるか上の松の枝に止まっていて、その声が人に降り注がれてきました。
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