ゴジラVSコング 動くゴジラ様のお姿を見るだけでありがたい。
少々ネタバレあり
コロナで上映が延期されていた「ゴジラVSコング」を見てきました。
わたしとって、スヌーピーとゴジラが好きなキャラクターの双璧である。
なぜゴジラが好きか。
ゴジラの行動指針は、自分がしたいことをするだけである。エネルギーが欲しくなったら、原発に行く。
決して、そもそも人に危害を加えるつもりはない。
目的地に行くにあたって、たまたま人間社会があって、そこを通ると人間に被害が及ぶ。
それで、人間はゴジラを攻撃して退治しようとする。そこで初めてゴジラは人間に攻撃するのである。
ゴジラが世界征服しようとか人間を抹殺しようとかいう意図を持っていないところが好きなのだ。
気ままにふるまって、結果的にいろんなものを破壊する。邪悪なところがない。
破壊力がハンパない。お尻尾降っただけでビルが壊れる。
爽快!!あたしって倫理的にいけないヒト?
それで、ゴジラ映画は古いのから、かなり見ている。
東宝のはかなりおふざけの作品もあるが、ゴジラが暴れるだけで満足する。
初期の着ぐるみゴジラもいろいろバージョンがあって、好きな人の間では好みが分かれる。
最近はCGなので、作りや動きが非常に繊細になっている。
シンゴジラは美しかった・・・・・
シンゴジラです。
頭が小さい。手が長い。動きが早い。ノソノソしていない。
日本のものもアメリカのものも、私はどちらも受け入れている。
若干不満なのは、アメリカのゴジラは、ほかに登場するモンスターを含めて、、かなり人間的な価値観で行動していると思えるところだ。
例えば、自分が一番強いことに拘る。動物的弱肉強食以上の示威行為に見える。名誉とか権力の匂いがする。
その最たる表現が、アメリカの前作キング・オブ・モンスター。
映画の終わりに、ゴジラがほかのモンスターをボコボコにすると、ほかのモンスターがゴジラに膝まづいてお辞儀をする。うーん、なんだかなあ・・・
今回のゴジラVSコングもストーリーはあるような、わけわかんないような・・・
ゴジラが必然的に戦うためにちょっと話を作りました程度と思える。
始めはコングを攻撃しに行くが、絶対的な敵であるメカゴジラを倒すために、コングと共闘し、メカゴジラを倒す。それだけのことだ。
コングとの闘いは、プロレスっぽい。これまで以上にゴジラの動作が俊敏である。
そして、動物の動きの解析などの研究の成果だろう、細部までとてもリアルなのだ。
CGが進むとリアルになるって、矛盾した現象です。もともとは着ぐるみだから、それと比べてということですね。
顔の表情も豊かで、怒って威嚇する表情は、うちの犬とそっくり。口をゆがめて歯をむき出す。別で見たうちの子もウチの犬を思い出したと言っていました。
ちょっとイカンと思ったのは、コングが斧兼盾のような道具を持っているところだ。コングが人間に近いサルの仲間だから道具を操れるということか・・・でも、身体能力のみで戦わんと面白くない。
まあ、いつものようにモノを壊しながら、今回はコングと暴れまくったので、それだけで満足であります。
最後に音楽についてです。
日本の最初のゴジラの音楽は伊福部昭である。その後も日本のゴジラの多くは伊福部昭の音楽がBGMになっており、それも好きです。音楽だけで、ゴジラ出てきそう、ゴジラ登場、自衛隊がんばって攻撃している、とか場面がすぐにわかるのがいい。
前回のアメリカゴジラ「キング・オブ・モンスター」は伊福部のテーマメロディーが要所要所で使われ、モスラの音楽も出てきて、かなり日本ゴジラのトリビュート映画となっていたが、今回は全くアメリカっぽい音楽でした。それも60年代ポップスのような。ダメだったとは言いませんが、不思議な感じでした。
次は日本のゴジラが見たいなあ・・・
日本のゴジラのほうが感性として共感度が高い。
シンゴジラはゴジラがわけわかんない存在として強烈に描かれていたので、ゴジラ不気味度が高かった。
ゴジラが凍り付いたままで終わっている。そこからの再開でしょうか?
話作るのが難しかったら、新たな話でもいいので、早く見たいです。
ゴジラ様のお姿を見るだけで幸せなのです。
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