犬と私と近所の小学生の仁義なき戦い(一方的に私が!)
ウチのマンションと隣のマンションの間に細い道があって、階段で堤防の上に出る。
今年は、その行き止まりの道で小学生が遊んでいる。
今の子も外で異学年の子どもたちと遊べるんだ!と、犬の散歩の途中、ほほえましく見ていたのである。犬はふつうに子ども達のそばを歩いていた。
ところが・・・ある日・・・
子どもの一人が、「この犬咬む?」と尋ねてきたので、「咬むかもしれん。」と注意喚起のため答えた。
犬は自転車置き場で勝手に警備員業務中。
しばらくして、自転車置き場の壁の向こうから、突然子どもが近づいてきて、犬に向かって奇声を上げたのだ。(近づくとといっても、上半身が隠れるぐらいの壁の向こうからである。)
犬は、「わわわわわわわ」と吠えた。
私は子どもに「犬は急な動きや大声が怖いから吠える。」ともう一度警告した。
なのに、子どもは、しばらくして、数回犬に急に近づき、奇声を上げた。
犬は、低い恫喝系の声で吠えまくった。歯もむき出して、ほんとに怖い犬を演じた。(たぶん、犬のほうが怖かったのだ。)
子どもも怖かったようだ。
その日は終わった。
翌日から、子どものそばを通って犬と歩くのがおっくうだったが、負けてはいけない。
リードを短く持って、そばを通り過ぎた。
子どものほうがビビっている。
その翌日以降、子どもは自分がビビっていることを、友達に気づかれたくないのだと思う。犬をバカにするような発言をしなから、犬と一定の距離を保っている。
非常に不愉快である。
ワタクシ、子どもだからといって、このような状態は容赦しない。
子どもに説教すると、子どもが泣きそう。それぐらい言い出したら、わたし激しい。言い方ではなく、内容が厳しくなることが予想される。うまく諭すことにできる大人だったらいいが、そのような器量はない。
だから、無視して、リードをチョウ短くして、子どもたちのそばを通り続けている。
幸い、犬もゆうゆうと子どもを無視して歩いてくれる。
犬にちょっかい出した子どもは隣のマンションの子で、朝、お母さんと一緒に出かけるのを見た。
犬を見て、バッグで顔を隠しながら、お母さんと手をつないでいる。
「バカが!!犬はニオイでわかるんじゃ!!」
子どもがおかあさんに事実をゆがめた情報を伝えているかもしれない。「あの犬は怖い」とか。
そのときは、私は戦う!!
しかし、戦闘態勢に入っているのはわたしだけ。犬も子どもも何も考えていないのかもしれない。