チェロの発表会近づく。RCサクセションから Je Te Veux(ジュトゥヴ)へ
2月23日は習っているチェロの先生のお弟子さんの発表会です。
多い時は40人ぐらい参加で、4時間を超えるときもあるのですが、今年はコロナでレッスンに来れない方も多く、十数名になるらしい。
いつもは、お茶やお菓子をいただきながら、お仲間の演奏を聞くという和やかな会だが、今年はそれもできそうにない。
わたしは、昨年地域のアマチュアオーケストラに入りました。その練習で、チャイコフスキーの交響曲第4番とコンチェルト第1番の練習を毎日毎日やっていました。
結局そのオーケストラの本番はコロナのため一旦中止となってしまったのですが。
チャイコフスキーにまみれてしまって、気分転換にサン・サーンスの「白鳥」とかエルガーの「愛のあいさつ」とかラフマニノフの「ヴォカリーズ」とか、全然違う珠玉の小品っぽいものを弾いていました。
10月ごろに発表会どうしようかなあと考え始めました。
ここ数年バッハの無伴奏チェロ組曲から弾いていました。
バッハは、弾いても弾いても完成が見えず、飽きない。時間を忘れて弾き続けられる大好きな音楽です。
しかし、今回はバッハの気分ではありません。
クラシックではないもので、自分の思いが伝わるものはないだろうか・・・
そのとき、久しぶりにRCサクセションについて考えることがあって、発表会ではRCサクセションをやろうと決めました。
曲は「スローバラード」です。あの切ない壊れそうな美しい愛の歌をチェロで弾こう。
といっても、楽譜があるわけではありません。
そこで、うちの子におねだり。
「楽譜にして~!もらったら何調で弾くか決めるから、そしたら、ピアノ譜も書いて~!」
しばらくして、スローバラードの旋律の楽譜とともに、映画「インターステラー」のテーマ曲をチェロで弾いているYouTubeの映像が送られてきました。
「これも弾いたら?」
で、また旋律の楽譜が送られてきました。
弾いてみて、調を決め、ピアノ譜を依頼すると、子どもは発表会に来て自分が伴奏すると言います。
楽譜を書くのは面倒くさい、自分が弾けば楽譜なしで済むと。
すぐに、飛行機が予約されました。
年末に帰省したとき、ピアノ伴奏をしてもらって練習しました。
そこで、緊急事態宣言。
予約した飛行機は欠航となったし、さすがにこの状況で2月に東京から帰ってくることはできないということになり、「スローバラード」と「インターステラー」はコロナが落ち着くまでお預けとなりました。
あと、2カ月足らずで、何を弾こうか・・・
手元にある楽譜から選ぶしかなく、
サティーの「Je te veux」に決めました。
シャンソン、3拍子!
弓を軽やかに使って、疾走感のあるJe te veuxにしようと決めました。
そして、3拍子独特の3拍目から一拍目に移るときの「ため」やポルタメント(ある音から別の音に移るとき、ポンと移るのではなく、少し滑らせるように移っていく)をちょっと使って、おしゃれな演奏にしようと思います。
目下練習中であります。曲は複雑なものではないので、左指(音程を作る)のちょっとした動かし方と右手の弓の速さのコントロールがポイントだと思っています。
実際発表会が実施できるのか、最後までわかりません。
しかし、今回の発表会に際して、「スローバラード」と「インターステラー」と「Je te veux」という今まで弾いたことのないスタイルの曲に出会えました。
それだけでも、いいことあったじゃん!!
コロナが終わって、子どもと「スローバラード」と「インターステラー」を演奏できる日が来ることも楽しみです。
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